梅雨時は気温が低くて湿度が高いので、普通のエアコンだと除湿が進みません。
エアコン全館冷房を成功させるには「再熱除湿機能」が必須です。
「再熱除湿機能」を使うことで、室温を下げすぎることなく除湿できます。
ところが、リモコンのどこをどう設定すれば「再熱除湿機能」がONになるのか、わかりづらいんですよね…
そこで、再熱除湿機能の使い方を、メーカーごとにまとめてみました。
再熱除湿方式を採用しているのは、次の3社です。
- 三菱電機
- 日立
- 富士通ゼネラル
機種によって再熱除湿機能がないものもありますので、購入前にご確認くださいね!
三菱「霧ケ峰」シリーズ
我が家が設置したエアコンは、2018年発売の三菱の霧ケ峰JXVシリーズ(MSZ-JXV2218-W)です。
私は次の設定で全館冷房をしています。
冷房運転(23.5℃)
※23~24℃がおすすめです
※除湿運転だと室温を設定できません
【2021/7/9追記】
梅雨時は24~26℃設定の方が上手くいきやすいようです!
私も今シーズンは24.5~25℃あたりで運転していますが、上手く再熱除湿に入ってくれています(^^)
リモコンの「調節」ボタンを押すと、次の設定画面になります。
普通の冷房運転だと湿度を設定できないので、「体感」を「入」にします。
そうすると湿度が設定できるようになります。
説明書によると、
<さらっと除湿冷房について>
体感冷房時は冷房運転と除湿運転を自動で切り替えます。設定した温度に近づくまでは冷房運転でお部屋の温度を下げ、設定した温度に近づいたときは除湿運転に切り替えてしつどを下げる運転を行います。
設定したしつどに近づいたり、室温が上昇したときは、再び冷房運転に戻ります。
霧ケ峰の除湿は再熱除湿方式なので、
体感を「入」にして冷房運転した場合、設定温度近くまで室温が下がると、自動的に再熱除湿方式での除湿運転になるということですね。
わかりづらいですが(☆。☆)
ちなみに「しつど:40%」と一番低くしているのは、梅雨時は40%に設定しても5~60%までしか下がらないからです(ノДT)
60%以下にならない時もあります。
エアコンの仕組み上、気温が低くてジメジメしている時は、どうしても除湿が進まないのですよね。
ご自宅の状況に合わせて設定を変えてみてください!
日立「白くまくん」シリーズ
2019年発売の「ステンレス・クリーン 白くまくん RAS-X22K」を例に、説明書を見てみましょう。
「手動カラッと除湿運転」で良さそうですね!
富士通ゼネラル「ノクリア」シリーズ
2020年発売の「ノクリア AS-X22K」を例に、説明書を見てみましょう。
ノクリアは一番わかりやすいですね!
ノクリアの除湿方式は、再熱除湿と弱冷房除湿の両方があるようです。
説明書には次のように書かれています。
冷房運転中、お部屋の温度が設定温度になっても湿度が高い場合は、除湿を優先的に行います。設定されている除湿モード(→P.20)に切り替わります。
ですので、
- あらかじめ除湿モードを「再熱除湿」にしておく
- 冷房運転で除湿設定を「強」
これで再熱除湿機能を利用した冷房運転を行えます。
最後に
「再熱除湿機能」は、一度冷やした空気を温めてから出すのですが、その分消費電力も大きくなります。
必要に応じて機能のON・OFFを切り替えて使うのがおすすめです。
気温が高ければ、再熱除湿機能を使わなくてもバッチリ除湿できますよ(^o^)
以上、エアコンで再熱除湿機能を使うためのリモコン設定方法でした。