6.エアコン全館冷房のやり方と必要な道具

全館冷房のやり方・必要な道具は?

エアコン全館冷房とは、エアコン1台で家中の除湿をし、梅雨や夏でも快適に過ごせる方法です。

概要はこちら↓

5.エアコン全館冷房とは?
エアコン全館冷房。高気密住宅の性能を利用して、エアコン1台で家中の除湿をする方法です。どういう仕組みで1台で家中の空調を管理できるのか、概要をどなたでもわかりやすいよう解説しています。

でも、ただエアコンを動かすだけでは上手くいきません。

エアコン全館冷房は、注文住宅を4棟建てられた経験のあるフエッピーさん(本も出されました!)が研究されています。

この記事では、フエッピーさんのブログを引用させていただきながら、全館冷房のやり方をざっくりと解説します。

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全館冷房のやり方

エアコンの種類は?

エアコンは、次の条件を満たす機種を選びます。

  • 小型エアコン(6~8畳用)
  • 再熱除湿機能付き

家中をエアコン1台で除湿するからと言って、エアコンを大きなものにする必要はありません。

6畳用のエアコンは一条ハウスならは60畳まで対応可能だということです。

引用元:エアコン1台全館冷房(除湿)|「家は、空調。」24時間全館冷房(除湿)by 一条工務店

60畳=30坪

ですね!

我が家では、1階と2階それぞれに、6畳用のエアコンを1台ずつつけています。

また、再熱除湿機能つきであることが必須です!

再熱除湿とは、除湿を保ちながら部屋の冷えすぎを防ぐ機能。

⇒詳しくはこちら

再熱除湿ができないと、まだ外気温が高くない梅雨時の除湿が難しくなります。

エアコン全館冷房の熟練者なら、再熱除湿機能を使わなくても成功させられるそうですが…

初めて全館冷房に挑戦する場合は、再熱除湿機能はついていた方が絶対良いです!

これがないと、部屋が寒くなりすぎる・うまく除湿できないという問題が発生しやすいですY(>_<、)Y

設置場所は?

  • 必ず人がいない場所に設置
  • 2階建ての場合は2階の階段ホール(階段を上がり切った場所)がベスト

全館冷房の時は、エアコンからかなり冷たい空気がでます。

人がいる場所に設置すると寒すぎるので、人がいない場所に設置します。

2階建ての場合は階段ホールにすると、1階と2階両方へ冷気が行きやすいです。

他にも色々ありますので、詳細はフエッピーさんの記事をご覧ください。

エアコン1台全館冷房(除湿)
この記事は長文であるため5ページに分割されています。エアコン1台全館冷房とは?一条工務店にはさらぽか空調という全館冷房システムがオプションで用意されています。さらぽか空調は除湿能力が高く操作が簡単で夏に低湿度な全館冷房を提供する非常に優れた

平屋で全館冷房を実践されている、まぼこさんのブログも参考になります。(間取りも掲載されてます)

【24時間冷房実践編】一条工務店の平屋をエアコン1台で全館冷房する為に歩んだ設定の道・手順の紹介 | 一条工務店で建てたまぼこのきろく
我が家は設計時からエアコンの効率的な活用を考えて設計をしましたが本格的に全館冷房というものを考えていた訳ではありません。 そんな私も一条工務店さんの家で標準的に取り付けられた長府のRayエアコン1台での全館冷房に成功する事ができました。 この記事の内容は全面的にフエッピーさんの記事を拝見しながらトライした結果になります...

設定

エアコンは次の設定で動かします。

  • 設定温度は23℃前後
  • 風量は最弱
  • 風向きは下

フエッピーさんによると、

40坪程度までの家であればエアコンの取り付け位置が良く、窓の日射制御ができていれば二階に付けたエアコン1台で一階と二階の両方が冷房できる

引用元:エアコン1台全館冷房(除湿)|「家は、空調。」24時間全館冷房(除湿)by 一条工務店

とのこと。

ですが、広い家や外があまりにも暑くて涼しくならない場合は、補助エアコン(一般的には1階リビングに設置)も動かします。

補助エアコンは設定温度高めにして大丈夫です。(そうじゃないと冷えすぎちゃう)

補助エアコンにも再熱除湿機能があった方が万能だとは思いますが、全館冷房用のエアコンで除湿できていれば、補助エアコンがサーモオフを起こしても湿度が上がりません。

我が家のリビングのエアコンには再熱除湿機能はついていませんが、上手くいっています。

エアコンは24時間運転が基本!

エアコンは24時間つけっぱなし

まず気になるのは電気代ですよね。家に人がいない時につけるのはもったいない…という心理が働いてしまいます。

でも、エアコンってつけたり止めたりしても電気代は変わらないか、むしろ高くなることもあります。

高気密高断熱住宅なら、24時間つけっぱなしでもそれほど電気代はかかりません。

エアコンは、暑い部屋を冷やす時に電気をたくさん使いますが、部屋の温度が一定レベルを保っていれば、それほど電気を使いません。

そしてもっと重要なのが、エアコンをつけたり止めたりしていると内部にカビがはえやすくなります( ̄□ ̄;)!!

エアコンは空気を冷やして除湿する時に、内部で結露を発生させているのですよね。

エアコンを止めるということは、内部に結露の水滴がたまった状態のまま空気の流れを停止するということ。

常に空気を流していればカビないので、カビ防止のためにも24時間運転が基本です。

エアコンを止める時は「内部クリーン機能」を使うと良いです。

送風や弱い暖房運転をして、本体内部を乾かしてくれます。

ただ、これをやると室温や湿度が少し上がってしまいます。

人がいる時にはエアコンを止めず、冷えすぎた場合は再熱除湿機能を使った方が良いですね!

ちなみに、シーズン終了してしばらくエアコンを使わない場合は、内部クリーン運転だけでは不十分だそうです。

半日程度送風運転をしてしっかり乾かしておきましょう!

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エアコン以外に必要な道具

全館冷房を実現するには、エアコン以外にも必要なものがあります。

温湿度計(みはりん坊W)

みはりん坊W

まずは、相対湿度と絶対湿度を測れる温湿度計が必要です。

相対湿度・絶対湿度とは?⇒こちら

「エアコンからしっかりと除湿された空気が出ているか?」

を調べたり、エアコンの設定を調整する時の参考になります。

一条工務店から引き渡しの時にもらえる温湿度計は、湿度が10%ほど低く表示される傾向があるそうです(・Θ・;)

フエッピーさん推奨は、↓の「みはりん坊W」という温湿度計。

相対湿度と絶対湿度が同時に表示されるので、「除湿が上手くいっているか?」を調べる時に大変わかりやすいです。

窓の日射制御

外から日差しが入ってくると家の中が暑くなってしまい、全館冷房をしても涼しくならないことがあります。

一条の家には「ハニカムシェード」がありますが、これは窓の内側についています。

しかし、外からの日差しで家の中が暑くなるのを防ぐには、カーテンやハニカムなど窓の内側ではなく、窓の外側で日射を遮る方が効果的です。

そのためには、窓の外に金具をつけ、簾(すだれ)やシェードを取り付けるのが良いです。

今は「アイプレート」という金具が一条の公式オプションになったそうで、建築中の方はこちらが良いかもしれませんね。

一条工務店:シェードの金具・アイプレート設置が公式オプションになりました! | 一条工務店で建てたまぼこのきろく
我が家では西日が入り込む掃出し窓があるタイルデッキに、日除け用のシェードセイルを張っています。 その際にシェードセイルをしっかりと固定する為に、外壁にアイプレートと呼ばれる金具を設置しました。 関連 日除けの為のシェード用アイプレートを外壁に取り付る為のポイントまとめ あくまで標準外作業として取り付けをお願いしたこちら...

日射制御ができていないと、オーバーヒートという現象が起きます。

オーバーヒートとは、外気温に関係なく、日差しで家の中が暑くなってしまうこと。

これを防ぐためにも日射制御は有効です。

サーキュレーター

無印良品のサーキュレーター

エアコンから出た冷気をしっかりと各部屋に送るためには、サーキュレーターが便利です。

冷気が上手く2階から1階へ下りない時にも使えます。

ちなみに、逆に1階のエアコンの冷気を2階へ送ることは、まず不可能です。

サーキュレーターを使って無理矢理上げようとしても上手くいきません。

「冷たい空気は下に移動する」という物理法則にはあらがえませんね…。

ちなみに、我が家では無印良品のサーキュレーターを買ったものの、使っていません…(;´▽`A“

というのも、うちの全館冷房用エアコンは2階の一番奥まったところにあるのと、家の坪数もちょっと大きめなので、2階のエアコンで1階LDKまで冷やせなかったのです。

サーキュレーターを使っても使わなくても体感は変わらなかったので、使うのを辞めてしまいました。

その代わり、暑い時は1階のエアコンも動かして2台体制にしています。

2階エアコン=全館除湿用
1階エアコン=LDKを冷やす用

というイメージですねヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ

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最後に

私は入居して数年たってから全館冷房を知りましたが、後からできることには限界があります。

でも、完璧には実現できなくても、それなりに快適に過ごせるようにはなりました(^o^)

これから建てる方は、さらぽか空調を導入すれば、より確実に全館の空調をコントロールできます。

しかし、オプション代や電気代もかかってくるので、エアコン全館冷房を選択するのも良いですよね。

まだ打ち合わせ中なら、エアコン全館冷房に適した間取りにすれば、より快適に過ごせるようになります。

既に建築済みの方でも、今あるエアコンを使うか、エアコン追加工事をして全館冷房を実現できる可能性があります。

あくまでも自己責任になってしまいますが、本当に快適なので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!

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