こんにちは、とりです(・∀・)
我が家は全量買取の太陽光発電(12kW)をしており、雑所得があります。
年間収支と確定申告が必要かどうかについて、以前記事にしました。

1年間の雑所得(利益 – 経費)が20万円を超えた場合は確定申告の義務が発生します。
※計算方法については上記リンク先をご参照ください
我が家は、2015年の雑所得は約19万円となり、ギリギリ所得税の確定申告の義務は免れましたが、住民税の場合は金額に関係なく申告が必要ということなので、市税事務所に問い合わせてみました。
そもそも所得税と住民税って?
雑所得には、所得税と住民税がかかります。
住民税の税率は一律10%ですが、所得税は所得によって税率が変わります。
(所得 = 年収 – 給与所得控除額)
課税される所得金額 | 税率 |
---|---|
195万円以下 | 5% |
195万円を超え 330万円以下 | 10% |
330万円を超え 695万円以下 | 20% |
695万円を超え 900万円以下 | 23% |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% |
4,000万円超 | 45% |
所得税の税率が20%とすると、雑所得が19万円だった場合、普通に確定申告をすると
所得税38,000円 + 住民税19,000円 = 57,000円
57,000円の税金を支払わないといけませんΣ(゚д゚;)
いやいや、そんなに払ったら、ローン返済したら利益ほとんどなくなっちゃいますよ…
でも、雑所得が19万円ということは、所得税の申告義務が発生しないので、住民税だけ申告すれば、19,000円の支払いで済みます☆
ちなみに、所得税の確定申告をすると、住民税の分も自動的に申告されます。住民税だけ申告する場合は、所得税は関係ありません。
住民税の申告をしなくてもバレない?
20万円以下の雑所得で住民税だけ申告する人って、そんなにいるのでしょうかねぇ。
市税事務所に電話した時の反応を考えても、レアっぽい感じがしました。
「申告しなくてもバレないんじゃない?」という気持ちがよぎります…
でも、うちは昨年所得税の確定申告をしているので、市にもその情報が行っています。
ということは、1年目にどれくらい太陽光発電で利益を得ているかわかっているはずなので、あとから「申告漏れですよ!」と怒られる可能性もあるのでは…?
と思いました。
まぁ、バレるバレないに関わらず、納税は国民の義務ですからね…。
住民税の申告方法と必要書類
まず、市税事務所に電話して、確認してみました。
以下のものを持って、窓口に行けば良いようです。
- 源泉徴収票
- 印鑑
- 太陽光発電の収入と、かかった経費がわかるもの
- 医療費をまとめたもの(1年間の医療費の合計が10万円以上の場合)
昨年は所得税の確定申告をしたので、その時に作った書類と同じ様式で作って持っていけば良さそうでした。
(収入)電力会社から入金された金額
(支出)太陽光発電システム導入費用の減価償却費、ローンの金利、パワコンの電気代
これらをわかりやすいように書類にまとめます。

医療費については、10万円以上であれば医療費控除が受けられます。
領収書を持っていくだけでなく、合計金額などがわかりやすいように別紙を作ってまとめておきます。
その際、公共交通機関で病院まで行った時の交通費も含めることができます。
とりの住む市では、市のホームページから様式をダウンロードできましたが、所得税の確定申告用のものでも大丈夫そうですね。
所得税の確定申告用の医療費集計フォームは、こちらからダウンロードできます。Excelなので計算が簡単です。
ちなみに、所得税の確定申告同様、申告に必要な書類をダウンロードして記入→郵送でも大丈夫そうでしたが、初めてなので一応窓口に行って、書き方を教えてもらおうと思います。
医療費控除がある場合、所得税の確定申告をした方が得なケースも
さて、難しいのが医療費控除も行う際…
医療費が1年間で10万円を超えると、確定申告をすれば、10万円を超えた金額に税率を掛けた分を還付してもらうことができます。(所得が200万円以上の場合)
(例)所得税が20%で、医療費が20万円かかった場合
所得税の還付:(20万 – 10万)× 20% = 20,000円
※翌年度の住民税も、10%の10,000円が減税されます。
でも、医療費が200万円かかったので所得税で38万円還付してもらえるかというと、そうではなく、「自分が払った税金から返してもらえる」だけなので、MAXは支払った税金の額です。
市税事務所の方に、医療費控除もしたいと話をしたら、「それなら所得税の確定申告をした方が良いのでは」と言われました。
でも、我が家は住宅ローン控除があるので、所得税の大半は既に年末調整で戻ってきています。
源泉徴収票の「源泉徴収税額」という欄が0円だと、これ以上戻ってくる所得税はないという意味ですよね。
もしこの欄に「10,000円」と記載されていれば、医療費控除をすれば所得税からは1万円は還付されるということですが…
我が家の場合、所得税の確定申告をすると、医療費控除で返ってくる金額より、雑所得にかかる所得税の方が高くつくことになります。
雑所得20万円以下で所得税の確定申告をするかどうかは、源泉徴収票の「源泉徴収税額」を見て決めると良さそうです。
住宅ローン控除がない方は、医療費控除の金額が太陽光の所得税よりも大きければ所得税の確定申告をした方が得になりそうですね。
一方、住宅ローン控除がある方は、ローン残高にもよりますが、住宅ローン控除でほとんど or 全額所得税を返してもらってしまっている場合は、住民税だけ申告した方が良さそうです。
住宅ローン控除がある方は、その余り枠を使って雑所得にかかる税金を軽減できる可能性があります。
詳しくはこちらの記事の下の方に書いています。

住民税だけ申告する場合も、医療費控除ができる
上述したように、住民税のみ申告する場合でも医療費控除が受けられます。
とりはそのことを知らなかったので、びっくりぽんでした(^^)
医療費を20万円支払った場合、
(20万 – 10万)× 10%(住民税の税率) = 10,000円
が減税されます。
と言っても1万円現金でもらえるわけではなく、翌年度の住民税が安くなるということのようです。
・所得税は、税額が確定する前に暫定的に徴収して「後から返してもらる」
・住民税は、今払っているのは前年度の所得に対する税金なので、「今年度申告した分は来年度支払う」
ということのようです。
雑所得の申告もあるので、我が家の場合は住民税が高くなりますけどね・°・(ノД`)・°・
でも医療費控除のおかげで、結構な金額を相殺できそうです☆(って、その分医療費を払ってるんですが…)
まぁそんな訳で、今年は住民税のみ申告してきます(^O^)/
その後、実際に申告に行った時の記事はこちら

コメント
こんにちは、コスケです( ^ω^ )
う〜ん、太陽光は税金が中々くせ者ですね〜
一条のシミュレーション通り発電しても、税金が取られると厳しい結果になりそうです(⌒-⌒; )
いや、むしろ夢発電ローンでギリギリなので、そこから税金と取られると確実に赤字に・・・
うちも医療費は20万を超えているので、毎年医療費控除の申告はしているので、それと一緒にやる感じでしょうかね。
私は中々大変そうなので専門家にお願いしようと思っています(ノД`)
コスケさん、コメントありがとうございます☆
本当ですね~。
夢発電の返済を終えるまでは、税金払ってプラマイゼロなら御の字という感じですね(;^_^A
赤字はキツイ・・・
医療費がたくさんかかっていても、太陽光の売電額が多ければ焼け石に水状態ですね・°・(ノД`)・°・
コスケさん邸の容量であれば所得税の確定申告は必須になりそうですし、何も考えずに普通に申告するだけで良さそうですね!